2009年09月02日

まず「感じる」感性を!

考えることの前に感じること
人間教育の順序(レイチェル・カ)ーソン)
★ わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。
★ 子どもたちが出会う事実のひとつひとつ
が、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
★ 美しいものを美しいと感じる感覚、新しいもの
や未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるも
のについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。
★ 消化する能力がまだ備わっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなに大切であるかわかりません。
★ もし、あなた自身は自然への知識をほんのすこししかもっていないと感じていたとしても、親としてやることは沢山あります。  
 ★ 子どもといっしょに風の音を聴くこともできます。それが森を吹き渡るごうごうという声であろうと、家のひさしや、アパートの角でヒューヒューという風のコーラスであろうと。



Posted by 矢沢牧師 at 17:53